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101話 バックドア

last update تاريخ النشر: 2026-05-01 07:50:58

ほんの数分、その場で待つ。ゴースト・ジャックがバックドアを開くまでその数分間。周囲を見回す。以前、来た時とさほど変わりは無い。あの悪女がこの部屋で過ごしながらどんな悪事をその脳内で練って来たのか、それはこのバックドアが開けば明らかになるだろう。

愛沢くるみ

その出自には同情はするが。

何度も頭の中に浮かんでは消えて行く、疑問。

何故、燈をターゲットにしたのか。

何故、燈をそこまで憎んでいるのか。

ただの嫉妬が原因だったとしても。

どうして故意に流産させる、なんて事にまで、手を染めたのか。

何もかもを奪いたいという、その原動力となるのは、ただの嫉妬か?

俺は笑って首を振る。

分からない。俺には全く持って共感も出来ないし、自身の体を売ってまで、高級ブランドが欲しいなんて思った事も無いのだから。

ゴースト・ジャックの小さなランプが赤から緑に変わる。

開いた。

俺はゴースト・ジャックを引き抜き、PCの電源を落とす。寸分の狂い無く、全てのものを元の場所へ戻し、もう一度、部屋を見回す。

本当に悪趣味な部屋だ。

◇◇◇

「じゃあ、愛沢さん。始めますので視界を遮断しますよ」

そう言ってゴーグルを愛沢
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